主な仕事内容
配管業
図面や配管設計書をもとに、どのようなルートでパイプを通すかを確認します。この段階では、他の設備との干渉やメンテナンスのしやすさ、安全性などを考慮して、最適な配管ルートを検討する力が必要です。続いて、現場で配管資材の加工を行います。パイプを所定の長さに切断し、必要に応じて曲げ加工やフランジの取り付けなどを施します。配管の接合には、ねじ込み式や溶接式、フランジ接続などさまざまな方法がありますが、プラントにおいては高温・高圧に耐えうる溶接が中心となります。アーク溶接やTIG溶接といった技術を用いて、金属同士を強固に接合します。
機械メンテナンス業
日定められた手順に沿って機械の状態をチェックし、摩耗や劣化の兆候がないかを確認します。たとえば、ベルトの張り具合や軸受けの異音、オイルの汚れなど、わずかな変化も見逃さないように目と耳を使って点検を行います。また、異常が発見された場合は、その原因を突き止め、迅速に修理や部品交換を行います。作業後には、どのような点検をし、どんな処置を行ったのかを記録に残し、次回以降の保守業務に活かします。こうした積み重ねが、設備の長寿命化やコスト削減に結びついていきます。
この仕事のやりがいとは？〜機械メンテナンス編〜
機械メンテナンスの仕事は、単なる点検作業にとどまらず、機械の状態を常に把握し、最善の状態で動かし続けるという責任を伴った仕事です。裏方のように見えるかもしれませんが、生産現場を陰で支える“縁の下の力持ち”ともいえる存在です。トラブルが起きたとき、迅速に対応できたときや、点検によって不具合の兆候を早期に発見できたときには、大きな達成感が得られます。
この仕事のやりがいとは？〜配管業編〜
配管業は、体を使うだけでなく、頭を使う場面も多い仕事です。施工前の計画や現場での対応力、さまざまな設備に対応するための知識が求められるため、日々の業務を通してスキルアップが望めます。自分の手がけた設備が完成し、問題なく機能しているのを目にしたときには、大きな達成感があります。人の暮らしや産業の根幹を支えるという意味で、非常にやりがいのある仕事です。
